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TPP大筋合意から2ヶ月:見えてきた企業の反応

TPPが大筋合意してから、当方の仕事も忙しくなってきました。

以前よりに増して、いろいろな相談・お仕事を受けることから考えられることは、

大企業: 自己証明に対応するためのコンプライアンス体制の構築

中小企業: FTA(TPP)の関心はあるが、問題は対応ができないことからくる、原産地証明の業務アウトソーシング要望

とほぼ言えます。

今、日本政府が中小企業の輸出の促進策を打ち出していますが、「相談を受ける」環境を作るのではなく、経理業務を税理士などにアウトソーシングするように、原産地証明をアウトソーシングできる環境にしたほうが、はるかに多くの企業がFTAを活用するでしょうね。

現段階で、その業務を行っているのはうちくらいではないでしょうか。

EPAの成果

とある企業のEPA活用の担当の方とお話をしました。

EPAの活用成果は年間で20億円程度。

かなりの金額です。しかし、その方は「成果はいいのだが、EPAの特性上、成果は先方の客、労務は当方。そのせいでなかなか社内でEPA専任組織ができない。」

やはり、活用から始めるのではなく、どう使うかの位置づけから始めないといけないですね。

経営陣の方がその意義と方法論をある程度理解し、営業の人たちはどうやってその成果を刈り取るか、生産・調達の人たちは効果を出すためのソーシング、協力会社へのアプローチ、EPAでの原産地証明手続を行う人たちは、ITの人たちと共に、効率的な手法とデータの持ち方を、そして広げれば、サプライチェーン上でのコストに組み込み、サプライチェーン最適化を図る。理想はその形です。

昨今、そうしたい企業の相談が増えてきました。

また、EPAの原産地証明手続自身は例えば弊社のような企業へアウトソーシングすることも増えています。

ただ、これらの取り組み企業はごく少数。

TPPなどがトリガーになるとは思っています。